ホリスティック医学と3段論法

ホリスティック医学とは人間を心、体、気、霊性から全的に捉える医学です。
体はある程度、客観的に捉えることが可能ですが、心、気、霊性に関しては困難です。
ホリスティック医学を知ってもらうには、この困難を克服しなければなりません。

目に見えない、現在の科学では解明されていない分野にまで原因を追究しますので、その判断は間違いを招きやすいです。

特に、気を付けるべきことは、間違った3段論法を使わないことです。
これは、どんな科学分野の論文でも必ずチェックされる最も初歩的で最も困難な事です。

例えば、なぜ酔っぱらうかを考えたとしましょう。
焼酎の水割りを飲んだら酔っぱらった。
ウイスキーの水割りを飲んだら酔っぱらった。
梅酒の水割りを飲んだら酔っぱらった。
共通点は水で割るということだ。
ということは、水を飲んだら酔っぱらう。
という結論が出ます。

私たちは、酔っぱらうのはアルコールのせいであると知っているので、これは間違いだと分かりますが、アルコールの存在を、もし知らなかったら、信じてしまうかもしれません。

こういった事を防ぐには、幾つものチェック機構をもうけて、あらゆる可能性を模索し続けることが大切です。
そして、それが出来ている情報は信憑性が高いと評価されます。

しかしこの方法では決して、100%確定することは不可能です。
故に、科学とは反証可能性があることを反証し続けることだと言われます。
現代科学とはこんなに、面倒なものなのです。

現代社会は、この面倒を押し切らないと、社会的には評価されない、具合の悪い社会です。

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