時間とは心の動き

時間というモノを真剣に考えたことのある人は、少ないと思います。
あまりにも漠然としていて捉え処が無いだけに、考えにくい時間について、的確に述べている偉人の言葉を紹介したいと思います。

アウグスティヌス(354~430)は時間を内面化して考えました。
時間は心と無関係に、外部で流れているモノではありません。

過去・現在・未来と時間を3つに分けて考えるのが世の常ですが、過去とは「既にないモノ」であり、未来とは「未だないモノ」である。

ならば、在ると言えるのは現在だけなのでしょうか。

過去や未来が在るとすれば、それは「過去についての現在」と「未来についての現在」が在るのです。

過去についての現在とは「記憶」であり、未来についての現在は「期待」、そして現在についての現在は「直感」であるとアウグスティヌスは述べています。

時間とはこのような心の動きの事なのです。
このような認識が今を大切に生きるきっかけになれば幸いです。

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