自己融解で病気が消える!?

断食の作用で最も特筆すべきことは「自己融解」です。
肉や骨などは赤血球から作られますが、自己融解とは、肉や骨などから赤血球が作られ、エネルギーとして利用することを指します。

例えば、動脈硬化症の多くは、血管内にアテロームというコレステロールがドロドロになったモノが、付着しています。
自己融解によりこのアテロームがエネルギー源となり利用されるようになります。

血管の詰まりが解消されれば血流が良くなり、栄養素や酵素の運搬、老廃物の代謝が上手くいく様になります。

これは、動脈硬化症のみに起こる現象ではなく、全身で同様のことが起こります。

その典型が、脂肪組織です。
断食により体が引き締まっていくのは、脂肪が自己融解を起こしているのです。
他にも、腸の癒着が剥がれたり、イボなどの腫瘍が消えたりもします。
さらにはガン細胞にも自己融解が起こり縮小します。

つまり、断食療法はガンや糖尿病などの様々な生活習慣病の改善に繋がります。

ただ注意が必要なのは、断食療法さえすれば必ず、生活習慣病が改善するという訳ではありません。
これは、食習慣のみの対処療法です。
生活習慣とはこれだけではなく、様々な要素を含んでおり、その人のその疾患は、なぜ起こっているのかを見極める判断力が大切になってきます。

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