遺伝子検査ビジネス

2014年1月23日経済産業省は、遺伝子から病気のリスクなどを調べる「遺伝子検査ビジネス」についてのルール作りに向けた研究会を開きました。
優良業者を認定する制度も視野に、今年度末を目処に方針をまとめ来年から事業者に適用する予定です。

遺伝子検査ビジネスは米国を中心に拡大しており、日本でもデータを解析するIT企業の参入が相次ぎ、低価格化が進み、今では数日間で約10万円程度で解析が可能です。

しかし、日本では法的規制が無いので提供側のサービスにばらつきがあるのが現状で、科学的な根拠に乏しい検査も存在しています。

検査結果が本当に正しいかは、一般の人には確かめる術がなく、不安を持たせるような怪しげな遺伝子検査ビジネスに引っかかるようなトラブル増加が予想されています。

またフランス・イギリスの研究チームが、遺伝子治療でパーキンソン病の患者の症状を改善することに成功したと発表しました。

イギリスで行われた臨床試験では、5万人に1人がかかる先天性脈絡膜欠如という失明につながる病気に遺伝子治療が効果を見せました。

このように様々な利用が望める遺伝子治療ですが、それだけに製薬会社のいい商売の種になってしまいそうです。
このような革新的な技術が、人類発展のために使用されることを祈るばかりです。

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