4月7日  磨き上げた鏡

 磨き上げた鏡

 どんな場合、どんな事物に対応するにしても、常に、意識を明瞭にしてこれに接するようにすること。もっと分かりやすく言えば、いつも、はっきりした気持ちで、何事何物にも接すること、それが先決問題なのである。
形容すれば、八面玲瓏磨き上げた鏡の如くあるべきである。写真のレンズが曇っておれば、対象事物を明瞭にフィルムに印象しない、これと同様で心が明瞭な意識で保持されていないと、心の前に現れた一切を、完全に集中補足することはできない。(中村天風一日一話)

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