3度の食事の消化吸収=フルマラソン

「断食は万病を治す妙法である」
これはヨガの教えの基本で自然のメカニズムです。

野生動物は病気や怪我をしたら、何も食べずに静かに回復を待ちます。
野生動物は本能によってそれが最善の方法であると分かっているのです。

動物、特に人間は、大きく別けて3個エネルギーを沢山使うことがあります。
頭を使うこと、体を動かすこと、消化吸収することです。

インフルエンザ等に罹ったときを想像してみてください。
頭が痛くて何も考えられない、ボーっとする。
体の節々が痛くて動けない。
食欲がなくてご飯が食べられない。
というような状態になると思います。

これらは、頭、体、消化器に使うエネルギーを最小にしようと、体が本能的に「そうしている」のです。

何の為か?

それらにエネルギーを使っていたら回復にエネルギーが回らないからです。
3食キチンと食べると、その消化吸収に使うエネルギーは、フルマラソンに匹敵するほどだと言います。

また、空腹感は生命力のスイッチを入れます。
普段は使っていない体の機能が、活発に機能しだし免疫力や自然治癒力、デトックス、全身の代謝が大幅にアップするのです。

体調不良時に食べないことには、こんなにも良い点があります

正常時でも、食べ過ぎると上記の機能が鈍ってしまいます。
にもかかわらず、西洋医学の指導は1日30品目を食べましょうとか、3食キチンと食べましょうと過食を推奨ばかりします。

食べ物の無かった時代では、豊かな食生活、美味しい物がお腹いっぱい食べられるというのが、幸せの象徴でした。
しかし現在はそうではありません。
もうすでに以前の幸せの象徴が、手に入っている時代です。
状況が変わったのに、人の心は変わらず、未だに飽食が幸せの象徴となっています。
現在ではそのせいで、皆苦しんでいるのに。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメントは利用できません。
ページ上部へ戻る