4月10日 自分自身という存在

 自分自身という存在

 自分の心や肉体の存在を意識的に自覚したのは、多分、生後3年か4年たってからであろうと推定する。そこで自分で自分に聞いてみる。自分自身が心や体の存在を意識的に自覚しなかった当時、自分というものが存在していなかったかどうか?言い換えれば、自分の生命は存在していなかったかどうかである。
私の生命は、自分自身、心や肉体の存在を意識的に自覚するかどうかに関係なく、既にその以前から立派に存在していたのである。(中村天風一日一話)

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