どの時代も年配の方は若い人に対して「最近の若いもんは」とよく不満を言いますが、それは年配の方と若い人の価値観が変わって来てるということでしょう。

ネットで若者が離れていったモノという記事がありましたので一部引用します。

酒、外食、お茶、調味料、野球、学生運動、スキー、献血、借金、犯罪、就職、会話、交通事故、旅行、ギャンブル、CD,映画、ゲーム、浪費、夢想、宗教、タバコ、車、バイク、腕時計、ブランド、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などなど。

戦後から高度経済成長期を過ごした今の年配の方たちは、自分が不幸なのは、モノが無いからだ、何か足りないから不満不安なんだ、と考えガムシャラにモノを増やしていきました。

一時的には、満たされた気持ちになりますが、それは一時的なモノですので、すぐに空しさが込み上げてきます。

仕事が出来ている時はその欲求を何とか満たしてこれますが、定年で仕事が無くなると、自分の存在意義が分からなくなってしまう人が多く見受けられます。

それに対し最近の若い人は、生まれた時からモノに囲まれ、何不自由ない生活を送ってきました。

そうなると、自分の幸せは、物がないせいだとは考えません。

だって、モノは既に溢れるほど周りにあるので。

モノが豊富な時代になって、人間は初めて本当の幸せが精神的な処にあると感じるようになってきているのです。

確かに欧米諸国を見ても、モノに執着しているようには余り感じません。
歴史や感性を大事にし、お金儲けが第一にきてはいません。

やはり価値観の多様化は自然な流れなのでしょう、いつの時代も頭の固くなった年寄りたちは、若者を見て羨ましさを込めて文句をいうモノです。