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ベンゾチアゼピン系の規制 断薬治療


心の病や精神障害から肩こりまで、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬、精神安定剤、睡眠薬(ソラテックス、デパス、メイラックス、レキソタン、リーゼ、ハルシオン、サイレース、マイスリーなど)は実に簡単に処方され、添付文書には、安全、安心、依存性は低いと書かれています。

厚生労働省は2014年度から抗不安薬や睡眠薬などの向精神薬を数多く処方した場合、診療報酬を原則認めない仕組みを導入することを、薬物依存や重篤な副作用を防ぐため、決めました。

抗不安薬か睡眠薬を3種類以上、または統合失調症の治療に使われる向精神薬か抗うつ剤を4種類以上、1回で処方した場合、診療報酬を請求できなくし処方箋料も減額します。
また、入院患者に副作用が少ないとされる向精神薬を処方する場合も、2種類までしか加算できないように改めるという内容です。

向精神薬、抗不安剤や睡眠薬としてよく使われるベンゾジアゼピン系の薬剤は、使用を続けると薬物依存になる危険性があり、一定量を超えると治療効果は上がらず、手の震えや体の強張りといった副作用の危険性が高まり、突然死することもあり得ます。
日本では、こういった薬剤を3種類以上処方している割合が海外に比べて非常に多いです。

ベンゾ系は短期間の救済処置のみの適応が原則であり、長期使用はうつを引き起こしたり悪化させたり、また1か月以上の使用は、自殺の危険性を高めます。

イギリス   2~4週間
カナダ    1~4週間
フランス   4~12週間
オランダ   最大8週間
アイルランド 最大4週間
スウェーデン 数週間以上は推奨しない
ノルウェー  最大4週間
香港     最大4週間

他国ではだいたい1ヶ月が使用の目安となっているようですが、日本では桁違いに処方期間が長く、700週間近くも服用し続けている人も、普通に見かけます。

日本のこの異常さにもゾッとしますが、それよりもこんなに危険な薬剤を長期に渡り服用させられている方たちのことを考えると、心が痛みます。

近年、日本の医療費が40兆円近くになり、国庫を圧迫し財政危機のため、政府は医療費の削減をしようとしています。
このように、不必要な医療が蔓延している現状の、改善につながることを祈るばかりです。

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