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幼児期健忘症


あなたは物心がつく以前の、1歳とか2歳の時の記憶はありますか?
大多数の人は思い出せないでしょう。
考えてみたらこれは、かなり奇妙なことです。

通常は1歳半になれば、片言を話せるようになり、さっきしたことをちゃんと記憶しています。
しかし、そのころの記憶は大人になると忘れてしまっています。
こういったことは誰にでも共通することで「幼児期健忘症」と言います。

この謎を巡って2つの仮説が提唱されています。
1つは幼児期の学習が未熟で記憶をうまく定着できないとする説。
もう1つは記憶の貯蔵に必要とされる神経細胞が、成長期に発達した神経ネットワークに上書きされて、古い記憶を思い出せないという説。

動物実験でも、生後ゆっくり脳がゆっくり発達するものは、人間と同じように幼児期健忘症を示します。

これに関して藤田保健衛生大学の宮川剛氏らとトロント大学の共同研究チームが上書き説を裏付ける実験結果を科学雑誌サイエンスに発表しました。
これらの研究は心的外傷後ストレス障害などを軽減させる治療につなげることが期待されているようです。

こういった研究は記憶に関するメカニズムを解明する足がかりにはなると思いますが、臨床に応用するには時期尚早だと思います。
上記の研究をPTSDの軽減に役立てるということは、おそらくその原因となった記憶を出来るだけ思い出さないようにさせることだと思います。
そんなものは、全く解決になっておらず、本当の解決とはその体験を乗り越え、何も症状が出なくなることだと考えます。

記憶というのは脳のみで担うにではなく、全身の細胞に記憶されており、脳はそれを制御する役割である。
場のエネルギーフィールドという考察を加えていくことが、記憶だけに留まらず、人間全体を認識することに繋がっていくのではないでしょうか。

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