現代西洋医学は、科学的根拠に基づく医療（EBM）とされています。
医学的な分野の「科学」は、実は「最先端科学」とは違う意味合いです。

一般的な感覚で科学とは、最先端科学を意味し、常に最新の情報や検証に基づき証明されているといったモノだと思います。

量子力学、相対性理論以降の近代物理学の物質の捉え方は、ニュートン以来の古典力学が、支配的な私たち世間一般的な常識から、かなりかけ離れたものになっており、もはや唯物論、物質主義の根拠は覆っていると言っていいでしょう。

近代物理学＝最先端科学の物質の捉え方を一言で表すと「一元論」という事になります。

医学的に説明すると、心身一如のような意味合いで、心と体は「一連」でありお互いに影響しているという捉え方で、病気の原因を構造的な部分にだけ求めるのではなく、機能的な部分や心にまで求めるという事です。

しかし、西洋医学（私たちの常識も）は、未だに古典力学的な物質の捉え方のまま歩み続けてしまっています。

古典物理学の物質の捉え方を一言で表すと「二元論」という事になります。

これは、心と体はそれぞれ独立したもので関係なく、病気はあくまでも体の故障で、その故障部分を見つけ出し取り除くことが治療であると考えます。
さらに心とは脳内物質の分泌で起こる現象であり、心の病気の場合は、したがって、脳内物質の分泌を調整すれば治療になるという結論に至ってしまうのです。

しかし、近年このような唯物論、物質主義の医学では、様々な疾患に対応できず、医療難民ともいえる人たちが沢山見受けられるようになりました。

このように、最先端科学に視点から西洋医学を観ると、、時代遅れのモノであり、科学的根拠に基づくと言っても、旧世代的な科学に基づくという事になります。
しかもこの旧世代的な科学は、既に量子力学や相対性理論を受け入れている「世界」においては、否定すらされているのです。

つまり、西洋医学の発展は初めの一歩から踏み外しており、変な方向に進んでしまっているので、救急医療以外の分野において無意味なだけでなく、有害ですらあるという状態になっているのです。

私たちは、本当の科学的な視点を持つ必要があるのです。

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