薬などを飲んで体に変化がある、当たり前かもしれないですが、考えてみたら不思議です。

何が不思議かと言いますと、何らかの物質を体内に入れると、消化吸収され体内の様々な場所に行き、色んな物質に分解、合成されます。
それらの物質が、人体に様々な作用を及ぼすのですが、なぜ人体の中にそのような物質が有ったら、細胞がそのように動き出すのかが不思議です。

物質と細胞の作用の間に、ブラックボックスがあるはずです。

日本の遺伝子研究の権威である、筑波大学の村上和夫氏によると、全ては遺伝子のスイッチが入るからということです。

つまり、人体で生成された物質により、遺伝子が刺激され、様々な作用を起こすスイッチが入ることにより初めて、人体に色んな変化が起こるということです。

しかも、村上氏によると、物質による作用よりも精神的な事による方が100万倍作用が強いとまで述べています。

100万倍というのはモノの例えでしょうが、それくらい比べ物にならないほど、精神的な影響が、物質的なモノよりも強いということなのでしょう。

そう考えると、プラシーボ効果というのも納得がいきます。
薬を飲むという行為によって、実際は効果のないモノであっても、期待通りの反応が起こるというのは、精神の影響で遺伝子のスイッチが入った結果ということになります。

やはり心と体は繋がっているのです。

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