医療に関わる人なら誰でも経験があると思いますが、患者からしんどさを貰う、影響を受けて体調が悪くなるということが、しばしば起こります。

これは、原因論的なアプローチをしていることに起因します。
特にヒーリングのようなエネルギーワークの場合は、より顕著に現れます。

原因論とは、問題の原因を探し、それを排除することで問題解決を図る方法です。
目的論とは、これから先どうしたいか、どうなりたいかを明確にし、それに向けてどうすればいいかを考え実行していくことで、問題解決を図る方法です。

言い換えると「原因論は過去のしんどさ」「目的論は未来の希望」に焦点を合わせた方法であると言えます。

心理学では、過去の辛い体験を思い出すと、その時のしんどさも一緒に思い出され、体調に影響するとされています。
それと同様に、ヒーリングなどのエネルギーワークでも問題の原因（トラウマなど）を排除しようとすると、その時のしんどかった感情のエネルギーなどが現れ、セラピスト、クライアント共に悪影響を受けます。

クライアントはヒーリングを受けるので、その悪影響は取り除かれますが、セラピストの方には残ってしまいます。

このような悪影響を受けない方法が目的論的ヒーリングです。
もちろん、ある程度は問題原因の特定は必要ですが、それを排除するのではなく、どうなりたいかという、未来の希望を叶えるようなエネルギーを頂くヒーリングを行います。

すると、希望が叶ったときの幸せな気持ちや充足感などが沸き起こってきて、体が楽になります。

こういったことは、ヒーリングに限らず普段の生活にも十分い活用できると思います。
人生を楽しく幸せに生きていくヒントになれば幸いです。

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