サイコロで鍼灸

20世紀初頭、量子力学の父ニールス・ボーアは「神様はサイコロを振る」と、この世の不確定性を表現しました。
まさに、サイコロを振るような不確定性が、この世の本質を如実に表す1例であると考えます。

当院は「サイコロ」を使って、診断と治療をします。
といっても、普通の6面体サイコロではなく、易学の8面体サイコロを使用します。

この8面体には「乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤」と書かれており、それぞれ該当する人体の部位が、重複する処もありますが、存在し、そして出た目によってその部位の気を通すということが診断・治療になります。

勿論、問診やその他一般的な方法も行いますが、極論、サイコロだけで判断することも可能です。

なぜ、占いである易学の方法で人体の不調が分かるかは、以前五術の説明にも出てきたように、易学も鍼灸も東洋思想の一部です。
根本の理屈は一緒だから、技術・知識の転用が可能なので、易学のサイコロで鍼灸の診断・治療に応用ができるのです。

病気には「心」や「魂」や「気」や「人体の構造自体」に問題があるなど、様々な原因があります。
この判断方法は主に「気」や「心」の異常を判断・対処する方法なので、構造的な異常の場合はあまり効果的ではありません。

全てに効果的な方法はありません。
原因を突き止めどのような対処が最適か、判断する能力が一番大切です。

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