虫さされのキンカン、当初は火傷の薬

薬には建前上、主作用と副作用があります。
これは何の名目で、販売するかで決まります。
決して作用が強いものが主作用、弱いものが副作用ではありません。

現在は、肩こりや虫刺されの効果があるとしてお馴染みのキンカンは金冠堂創業者の山崎栄二氏が開発したモノです。

旧日本海軍の衛生兵だった山崎氏は除隊後、衛生兵だった経験を生かし、姪の火傷による死亡を機に、火傷に効く薬を開発しようと決意しました。

このように最初は火傷の薬として発売された製品ですが、テレビなどで精力的に宣伝活動をして、認知度を上げて行くにつれ、虫刺されや肩こりにも効果があるとされ、使用されるようになりました。

このように、途中で使用目的が変わってしまう事は珍しくありません。
どのように認識されていたかで、使われ方が決まっていただけです。
恐らく、火傷の薬として販売されていた当初でも、虫刺されや肩こりにも効果はあった筈です。

つまり、始めからそうなる物質だったのです。

現在、多くの薬を飲んでる人は、一度インターネットでその薬の主作用、副作用を調べてみたください。
そこには、恐ろしい程の数と内容が書かれています。
今飲んでいるその薬は、主作用、副作用関係なく「そうなる化学物質である」という認識をもって使用して下さい。

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