なんだか怖い避妊法

今までにない新しい避妊具が、開発されました。
女性の体内にマイクロチップを埋め込み、ホルモン分泌を調節することにより妊娠を抑止するというものです。

この新しい避妊具は、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の支援によって、マサチューセッツ工科大(MIT)のファラ教授らの研究チームが開発しました。

20㎜角・高さ7㎜のチップは、レベノルゲストレルと呼ばれる、避妊作用のあるホルモンを毎日一定量、16年間にわたり体内に送り込む機能があります。

ホルモンの分泌は、無線によりいつでも停止、再開できるようになっています。
この便利さは同時に、第三者によって誤って、あるいは悪意を持って、チップを操作される危険性があり、通信の暗号化などによって、そのような誤用、悪用を防ぐことが実用化への課題とされています。

2015年に前臨床試験に着手し、2018年の発売を目指しているとのことです。

このような避妊というものだけではなく、耳の近くに小さなスピーカー、口の近くに小さなマイクを埋め込み電話を内蔵するなど、色々使用法が考えられます。

物事には必ず、いい面と悪い面があります。
生体にチップを埋め込み管理するというのは、現在畜産において行われています。
悪用される危険性を考えると、ゾッとするような技術です。
人間も同じ管理方法にならないように祈るばかりです。

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