へその緒を3分放置

生まれたての赤ちゃんのへその緒を切るタイミングが、子供のその後の健康に影響を与えることが明らかになりました。

通常へその緒は、出産後すぐに切断されます。
とかろが新たな研究により、出産後3分間へその緒を付けたままにしておくと、血中の鉄分が良好になり、赤ちゃんが健康的になることが判明しました。

3分という時間に、へその緒の中に残っていた血液が赤ちゃんの体内に移動するからだそうです。

3911人の赤ちゃんのへその緒を出産から3分後にカットし、その後の経過観察し、カットを遅らせても母体の出血や失血、ヘモグロビン値などには違いはなく、むしろ赤ちゃんの方は、出生後1~2日間のヘモグロビン値が通常より高く、生後3~6ヶ月間は鉄欠乏になる可能性が低いことが分かりました。

この研究を受け英国国立医療技術評価機構は、1分~3分間はへその緒を繋がったままにしておくことを推奨するガイドラインを発行するとしています。

しかし、この研究結果は白人を対象としたモノで、日本人などの有色人種は、新生児が多血になる事で新生児黄疸になりやすくなるため、私たち日本人には、そのまま当てはまるとは限らないということを、考慮した方がよさそうです。

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