伊丹市梅ノ木4-5-8
SBHメディカル美容サロン|三木鍼灸整骨院
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夕張市の医療崩壊のその後
財政破綻により市立病院が無くなり、街から救急車が消えた夕張市ですが、高齢者率45%の中、悲惨な現実が待ち受けているのかと思われましたが、結果はその真逆でした。
日本一高齢者率の高い夕張市ですから、普通は医療が充実していなくてはならないと思うのが普通ですが、市立病院は財政破綻によって小さな診療所になってしまい、ベッド数も171床から19床になり、医療機器も救急病院も無い状態となってしまいました。
こういった状況の夕張市ですが、死亡率、医療費、救急車の搬送回数、全てが下がりました。
その背景を夕張市立診療所で院長を勤めた森田洋之氏が、以下のように語りました。
まずは、財政破綻によって、市民が危機感を抱き、病気に対する意識を変える事が出来たという事です。
大きな病気になってしまったり、交通事故などの場合は仕方ないですが、その他の日常生活を改善すれば問題の解決になるような疾患に対しては、予防していこうと考えた人が多くなったようです。
それともう一つ大事なことは、終末期医療についてです。
残念ながら人間の死亡率は100%です。
人間だけでは無く、全ての生物は必ず死にます。
いずれ必ず医療では解決できない問題がやってきます。
その時に、しっかり終末期のイメージを持っているか、家族と話し合っているか、地域でそういうことを考えているか、が重要です。
若い時は、予防の知識を地域の皆で高めていき、そして年を取ってきたら、地域の皆でその命を受け止める。
そういった暖かい地域社会を作ることが、これからの日本の医療崩壊を防ぐポイントではないでしょうか。
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