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精神医学の実態


 精神医学の歴史
精神と医学を結びつける考えは近代まで存在しませんでした。教科書的には1818年とされていて今から約200年前からです。
他の医学に比べて歴史が浅いのは、他の病気と違って病気の動向が個性や宗教、哲学と結びつけて考えられたからであり、「病気である」という認識が存在しなかったからに他ならない。その代わりに、そういった人は昔は、狂人であったり変人であったり天才と言われていました。

 精神科と心療内科の違い
精神科とは、心と体は別物と考え、心の働きは脳内物質の分泌の働きと考え、その働きをコントロールすることで心の治療をしようとするい医学です。
心療内科とは、内科の一分野で、心の影響で体に何らかの症状が(胃炎など)現れると考え、心の負担を解消することで、症状の治療をするという医学です。

DSMというアメリカ精神科診断基準 表

この基準はもっとも権威のあるものとして絶対的な基準、教科書として日本でも使用されています。
しかし、この基準を作るときに、多数決やその日の気分で決めたというエピソードが残っています。
これにより多くの精神病が製造されてきた。

 DSMの編集議長を務めたアレン・フランセスは以下のように述べています。
「DSMはとんでもない処方に繋がりかねない未検証の新たな診断の導入である。こうしたレッテルを貼られた子供たちに、抗精神病薬が何らかの利益をもたらす証拠は存在しない。だからといって、抗精神病薬が不必要かつ不用意に使われることはないのかと言えば、決してそうではない、それが大いに懸念される。」

 権威ある精神科教授のローレン・モシャーやステファン・クルシェフスキーらは以下のように述べています。
「DSMは、精神医学が、概して医学によって認められるように模造して作ったものです。内部の者は、それが科学的というよりは政治的な書物であるということを知っています。そうであるにもかかわらず、権威ある書物となり、金を生み出すベストセラーになりました。」

精神薬について

 そもそも数十年前まで精神薬は存在せず、アルコール、アヘン、モルヒネ、ヘロイン、コカインが使われていた。現在の薬はそれらよりも若干副作用、依存性ががマシか分かりにくいだけである。そしてそのために薬として使用されるようになった。

ヘロインはバイエル社、LSDはノバルティス社、MDMAはメルク社、コカインは三共製薬によって作られ、覚醒剤は武田製薬によって製品化された。

 精神薬は麻薬とほとんど同じ
国連の麻薬統制委員会が麻薬と認定

 抗精神薬と麻薬・覚醒剤の機序の類似性
・抗うつ剤はセロトニンの取り込みを阻害する。
・MDMAはセロトニンの再取り込みを阻害する。
・抗精神病薬はドーパミンの活動を抑えセロトニンにも作用する。
・LSDは脳内のセロトニンシステムに働きかける。
・抗パーキンソン病薬はドーパミンを増やしたり刺激する。
・覚醒剤はドーパミンを放出し取り込みを阻害する。
・抗不安薬はベンゾ結合部に作用し、ノルアドレナリンやドーパミンを抑制する。
・コカインはセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリントランスポーターを阻害する。

 副作用について

これらの抗精神病薬に暴露することが、胎児期、あるいは幼児期にたとえ短期間であったとしても、長期の機能障害もたらすことが、世界中の研究機関の実験結果が示しています。
しかし世界中で、様々な製薬会社がこのような結果を隠蔽したとして、何千もの訴訟を起こされて多額の賠償金を支払っています。

否定されているモノアミン仮説

うつ病はセロトニンの減少に関係するのではないかという仮説を立てたのは、ジョセフ・シルドクラウドという人です。
セロトニンやドーパミンが精神病に関係しているのではないかという仮説をモノアミン仮説と言います。
しかしこのモノアミン仮説は、米国精神医学雑誌「the America Journal of Psychiatry」にうつ病やその他の精神疾患の病態生理において、関係すると思われる科学的根拠は存在しなかったと報じ、またその他様々な研究機関においても関係が無いと既に証明されています。
さらに言えば、現時点においても脳内のセロトニンなどの濃度を計測することもできないにもかかわらず、世界中で精神疾患を語る基本理念のように語られ、抗精神病薬もそれを基礎に作られています。

精神疾患の診断は医師の主観で決まる

精神医学の現状は、診断に対する科学的根拠が無いうえに、精神科医の主観により診断が左右されてしまいます。極論すれば、精神科医がある患者を嫌えば、病名が変わってしまう可能性が大いにあるということです。
これは他の科では絶対あり得ない事です。糖尿病と言われれば必ず万人で、血糖値が高いことが示され、ガンであれば血液検査や画像検査が必ず示されます。

最低限の医療倫理が担保されていない

日本の精神病棟は先進国で最多であり、全国の入院患者数は31万人を超えます。しかもこの数字は改善の兆しは全くなく増え続けています。
また何十年も精神病院に閉じ込められている患者が数万人いて、基本的人権の侵害や最低限の医療倫理の欠如として、世界中の人権団体から非難されています。

ベンゾジアゼピンの消費は日本が断トツ1位

これまでにも述べたように、様々な副作用で訴訟となっていることが明らかになっているにもかかわらず、日本では依然危険な精神薬の大多数が認可されたままであるために、世界における精神薬の在庫処分場と化しています。
たとえばベンゾジアゼピン系の安定剤や睡眠薬でみれば、断トツで世界一位の消費大国であります。
これは単に日本人が病んでいるだけではなく、企業の利権と精神科の利権が深く関与しているためと考えられます。

数日の服用でも依存症になることがあり、服用をやめると灼熱感や視野の歪み頭痛や致命的な発作や禁断症状を起こすことがあります。
数か月あるいは数年間の服用の場合は、永続的な神経の痛み、頭痛、認知機能障害、記憶喪失も出てきます。
現在のガイドラインでは最長4週の処方とされていますが、実際には120週以上複数のベンゾ系の薬を飲み続けている人は多く見かけます。

新しい精神疾患の例

人格障害
サイコパス(反社会的人格)、トラブルメーカー、自己中、わがまま、ナルシストなどなどに言い換える事ができ、これらに該当する人は人格障害と診断されてしまう可能性があります。

政治犯なども昔から人格障害として扱われえてきました。ロック歌手や反社会勢力の人なんかも教科書に沿えば人格障害ということになってしまいます。

気分変調症
気分が落ち込んだり元に戻ったりすることで、こんな誰にでも起こる生理的反応であり、該当しない人は完璧に自己の感情をコントロールでき、怒ったりイライラしないということになります。
こんなロボットみたいな人いるのでしょうか。

統合失調症
基本的な症状は幻覚、幻聴、思考の解体(支離滅裂)、妄想ですが、実際はコンプレックスなどから被害妄想的になっている人、自分の思考と幻聴が区別されていない人、社会的に追い詰められている人なども統合失調症と診断されてしまっています。
これなら昔の暗殺者に狙われた君主などはみな統合失調症になってしまいます。
また、支離滅裂といっても、本当に支離滅裂であるというより「周りの理解を超えている=異常者」と見なされている場合が後を絶ちません。

キャバ嬢になりたいで統合失調症
ある女の子は18歳になって突然キャバクラ嬢になりたいと親に訴えました。親は頭がおかしくなったと判断し精神科を受診させました。某大学病院の有名精神科医は親の意見から「異常である」と判断し統合失調症と診断しました。
強力な薬を幾つも処方され、それを飲んで歩くことさえできなくなった娘を見て、減薬と量を行い現在は普通に生活できています。

最期に

上述ように精神医学とは、主観的なものです。
誰にでも当てはまる基準を設けて、飲まなくてもいい薬を飲まされ、副作用に困っている人はたくさんいます。
本当に薬を飲まなければならない人は、ごく一部に過ぎません。
その他大勢の人たちは、病気というよりも普通の生理的な反応であったり、人生において乗り越えるべき壁に遭遇しもがいているだけに過ぎません。

現代において、厳しいことを勧める人や他者の苦しみを理解できない人は、なかなか歓迎されません。
しかし、しのぎあいの中でしか、人間の成長も精神症状からの卒業もあり得ません。
それを正直に指摘できない現代社会にこそ問題があるのではないだろうか。

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